新しい年を迎える準備は、いかがお過ごしでしょうか。年賀状は、遠く離れた大切な方と一年の節目に絆を確かめ合う、日本ならではの素敵な文化です。
近年、AI技術の発展は、この伝統的な習慣にも新たな風を吹き込んでいます。デザインの知識がなくても、あなたの想いを形にできる。今回は、GoogleのAI「Gemini」を活用して、世界に一枚だけの心温まる年賀状を作成する方法をご紹介します。
目次
Part 1: なぜ今、AIで年賀状を作るのか?
従来、オリジナルの年賀状を作るには、デザインソフトの操作を覚えたり、時間をかけて構図を考えたりする必要がありました。AIはこのプロセスを大きく変え、誰もが短時間でクオリティの高い作品を生み出せるようにしました。
特にGoogleの「Gemini」は、自然な日本語で会話するように詳細な指示を出せるため、イメージを具体化しやすくなっています。絵心に自信がなくても、文章で伝える力さえあれば、頭の中にある「あたたかみのある家族のイラスト」や「粋な和風デザイン」を、AIが瞬時に視覚化してくれるのです。
Part 2: Geminiで年賀状を作る3ステップ
Geminiを使った年賀状作成は、大きく分けて3つのステップで進められます。
1. アイデアを具体化する
いきなりAIに任せる前に、まずは自分自身に問いかけてみましょう。
- 誰に送る?(上司・取引先、友人、家族…)
- どんな雰囲気?(フォーマル、温かい、ポップ、ユーモア…)
- 主役は何?(2026年の干支「午」、家族写真、和のモチーフ…)
これらの答えが、AIへの指示(プロンプト)の核となります。
2. Geminiに指示(プロンプト)を出す
Geminiのチャット画面で、具体的な指示を組み立てます。効果的なプロンプトは、次の要素を意識して構成するのがコツです。
- 要素1:What (主体) ― カードの主役
- 要素2:Where/When (背景) ― 場所や時間、季節感
- 要素3:How (スタイル) ― 芸術スタイルや画質
- 要素4:Format (形式) ― 画像の形式や比率
例:「金色の馬(午)」、「笑顔の家族」、「門松」
例:「雪が舞う日本の庭園」、「温かい室内の灯り」
例:「浮世絵風」、「優しい水彩画タッチ」、「高解像度」
例:「年賀状サイズ(はがきサイズ)」、「縦長」
プロンプト例:
「浮世絵風の年賀状を作成してください。画面中央に力強い金色の馬(午)を配置し、背景には初日の出が昇る松林の風景を描いてください。『賀正』の文字を右上に配置し、全体的に和風で厳かな雰囲気で。はがきサイズ、縦長でお願いします。」
3. 生成と微調整
指示を送ると、Geminiが数秒で複数の案を生成します。気に入ったデザインがそのまま使えれば理想的ですが、「馬をもう少し大きくして」「色を暖色系に変えて」などと追加指示を出すことで、理想に近づけていきましょう。
Part 3: 差がつく!プロンプトのアイデア帳
ここからは、シーン別の具体的なプロンプト例をご紹介します。これらの例を参考に、あなただけのアレンジを加えてみてください。
1. 伝統を重んじる、和風スタイル
- テーマ: 静謐な新春の朝
- プロンプト例:
「深夜の紺碧を背景に、細やかな金の細工と柔らかな光の効果を散りばめた、優雅なデジタル年賀状。中央には『賀正 2026』と洗練された書体で記し、その下に小さく『新しい年が平安と健康に満ちますように』と添えてください。空には繊細な花火が静かに照らされています。比率は2:3でお願いします。」
2. 家族の笑顔が主役、温かみのあるスタイル
- テーマ: こたつで囲む家族団らん
- プロンプト例:
「柔らかいパステルカラーと優しい照明で描かれた、イラスト調の年賀状。室内で線香花火を持って笑い合う家族を描いてください。遊び心のある手書き風の文字で『Happy New Year』と記し、心のこもったメッセージ『一年中、お家に笑顔と幸せが溢れますように』を添えます。比率は2:3で。」
3. モダンでシンプル、友人向けスタイル
- テーマ: 洗練された祝福
- プロンプト例:
「深い黒を背景に、抽象的な金色の波が流れる、シックなモノトーンの年賀状デザイン。ソフトな光彩効果で高級感を演出してください。中央に『Happy New Year 2026』とエレガントな書体で配置し、短い祈り『幸せと成功と健やかな一年でありますように』を下に添えてください。」
年賀状の文字内容は、2026 年新年用|年賀状に添える気の利いた一言挨拶文例集、ご参考に供します。
Part 4: 仕上げのワザと、おすすめ便利ツール
生成した画像をさらにパーソナライズする方法もあります。
写真とAIデザインの融合:
家族やペットのお気に入りの写真がある場合、その写真を背景から切り抜いて、Geminiが生成したデザインに組み合わせると、より個性的な年賀状になります。写真の背景除去には、PixPretty や Remove.bg といった無料のAIツールが便利で、複雑な髪の毛の部分もきれいに処理できます。
無料で写真を編集よりクオリティの高い仕上がりを求めるなら、PixPrettyは、写真背景を簡単にぼかせる AI搭載フォトエディターとして最適な選択です。
PixPretty 画像編集ツールは、無料で使えるオンライン編集ツールとして、誰でも手軽にホリデー向けの写真加工ができます。高度なAIを搭載しており、写真の被写体を自動で検出・切り抜き、背景ぼかしをワンクリックで実行。簡単に邪魔な要素を取り除き、被写体を際立たせて、プロのような写真に仕上げます。
さらに、肌補正や顔立ちの微調整などのポートレート補正機能も搭載しており、写真全体をより美しく洗練された、プロ品質のホリデーフォトに仕上げてくれます。
文字メッセージの追加:
Geminiが画像の中に文字を入れてくれますが、デザインのバランス上、後から自分で追加したい場合もあります。その際は、Microsoft Designer のような別のAIデザインツールを使うと、デザインを崩さずに美しい書体で文字を追加できます。
Part 5: 印刷・送付の前に確認すべきこと
せっかく作った年賀状ですから、印刷の際はクオリティにこだわりたいものです。
- 解像度の確認:
- 色味の確認:
印刷用には高い解像度(推奨350dpi以上)が必要です。Geminiに画像を生成させる際、最初のプロンプトで「高解像度で、印刷に適した画質で」と指定するか、生成後に画質向上のための修正指示を出しましょう。
モニター上と印刷物では色の見え方が異なります(特に鮮やかな青色は滲んで見えることがあります)。家庭用プリンターで印刷する場合は、一度テストプリントすることをお勧めします。
まとめ
AIは、創造性を広げる心強いパートナーです。今年の年賀状づくりは、この新しいテクノロジーを借りて、より自由に、より楽しく、そして何よりあなたらしい気持ちをカタチにしてみてはいかがでしょうか。受け取った方がほっこりと笑顔になる、そんな一枚がきっと生まれるはずです。
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